~母が決めた親子スペイン留学~

サッカーおバカの息子2人とスペイン語に悪戦苦闘の母

スポンサーリンク

次男のストレス解消法?【サッカーボールは命】

こんにちわ~

kayokanaです。

 

2016年 秋

f:id:kayokana:20190508015936j:plain

バレンシアに到着して、2日目から子供は学校へ登校。

私は、昼夜逆転、時差ぼけ。

子供には時差ボケってものがないのかしら?

朝9時から、授業、給食、課外授業、夕方17時まで。超ハード!

ちなみに次男もスペイン語なんて全く知らない。日本語さえも危うい。カタカナのツとシ、ンとソが書けない。読めない。

そんな次男が、現地校の学校へ。

 

到着4日目

次男:『ボール蹴りに行きたいんだけど...ママ、一緒にパスしない?公園で。』

私:『えっ!ママと?できるかな〜』

日本出発の日の午前中、小学校のサッカーチームの子達と最後の練習試合。それからボールに触れていない。スーツケースに入ったまま。

毎日、友達と朝練、学校が終わって公園或いは学校で練習。土日も練習か試合。

幼稚園の頃から、いやもっと前からサッカーボールを蹴っていた次男。触らない日がないくらいに。

そろそろボールを蹴りたくなったか~。

f:id:kayokana:20190508020059p:plain

こちらに来る前に、サッカーチームの事は私なりに調べてきたつもり。

次男の年齢のカテゴリーで案外レベルが高いチームを3つ程探し、場所も調べて来た。

これ、素人が調べるの超難しかったんだから。よく似た名前も多いし・・・

そして、サッカーに詳しい知り合いに連絡を取り、住居も落ち着いた頃にサッカーを始めましょう。ってことになっていたのだが・・・

10歳の次男、一晩寝れば体力全開!

その上、時差ボケなし!

超〜最強!

私とのパス練習では、ちょっとかわいそう。

もっとストレス溜まりそうだね〜

なんてたって私、中学ソフトボール部、高校バトミントン部、そして大の野球ファンなんですよね〜。

サッカー知ったの、10年前くらい。

f:id:kayokana:20190508015914p:plain

サッカーなんて、ゴールにボールが入ったらいいんでしょ!くらいしかわからない。

点数がパンパン入らないスポーツ。

フットサルは子供たちと少しだけやったことあるけど、ボールがきたら恐くて、どっかに蹴り返すだけ。かっこよくドリブルなんて100年早い!できないね!逆に転んじゃう。

大人のフットサルのスクールみたいなのも子供の勧めで3回位行ったかな。

リフティング最高3回。

f:id:kayokana:20190508020039p:plain

親子サッカー大会でも、わ~わ~騒いでるだけで参加気分。

 

次男:『いつからサッカーできるの?家見つかるのいつ?見つからないと出来ないの?』

あ〜、ここが日本なら用事を1日に3つ4つこなすのに、ここスペイン、1日1つクリアーするのが精一杯。

でも次男の為、頑張ろうではないか。

急遽、調べて来たサッカーチームに見学に行けるようにどうにかお願いしてみた。

『某サッカーチームに、人数に空きはあるので、2日後にトレーニング参加とレベル確認ができるみたいですけど、どうですか?』との連絡。

まだ、そのチームとは決まってないけども、まず同じ世代の子供たちとサッカーをさせてあげたい。

 

そして初の練習1日目(バレンシア到着後、9日目)

次男の凄まじい動きにびっくりした。

今までとは確実に動きが違う?なんでだろう。

次男の性格上、負けず嫌いなのは知ってるけど。

知らない子たちで、バカにされるのが嫌なのか。

ヘタクソと思われたくないのか?

学校でわけわからないスペイン語で、ストレスを発散しているのか?

やっぱりママとのパス練習では物足りなかったか?

ママはまだ筋肉痛になってるぞ~

f:id:kayokana:20190508015713p:plain

1時間30分の練習後、

『君のレベルをもっとみたいから、〇、〇、〇曜日に来てね』

とコーチから。

あれ?決まっちゃたの。

サッカーチーム。

まあ、大きなチームそうだし、語学学校からも近そうだから、このあたりで家を借りよう。

てなことで、とんとん拍子にサッカーチームが決まった。

 

そして、サッカーができる環境を持ったことで、次男のストレスもなくなり、サッカーの日が待ち遠しくて、土日は近くで開催される試合を見に行ったりもしていた。

 

でも~スペイン語、話せないのにどうやって練習するの?通訳いるの?

 

そこなんです。私がびっくりしたのは。この子達には通訳なんていらないんですね~。

コーチが指示するたびに、次男の周りに3人ほど寄ってきて、ジェスチャーとスペイン語ですべて会話しているんです。

練習の内容、コーチの言ったこと、次男が間違えてボールを運んだりしたときも、みんなが『こうするんだよ!』『次はあっちだよ!』『走って!』って体をつかって説明してくれるんです。

f:id:kayokana:20190508020017j:plain

母は子供たちの優しさに泣けてくる~

 

日本の某サッカースクールのコーチが言ってた言葉を思い出した。

『スペイン人はお金を払わないと何にも動いてくれないんですよ!個人で留学なんかしても誰も助けてくれませんよ。失敗するだけですよ。僕たちに任してください』と。

 

私、誰にもお金払ってませんけど。

子供達は親からの指示、コーチの指示で動いてませんけど。そんなの見たら誰だってわかるし、面倒だったら、通訳つけてくれって言ってくるはずだし。

練習前から練習後まですべて誰かがいつも手伝ってくれるし助けてくれてる。

チームメイトに感謝。

 

そして、私はスペイン人を信じる!

 

約2ヶ月後、突然のチームメイトと別れのときが・・・

コーチから、『来週から上の学年のチームで練習できるようになったよ。少しレベル的には大変だけど次男なら頑張れると思う。』っと。

あんなに、次男の事を大切にしてくれたチームを離れるのは寂しいけど、

 

何の為にスペインに来たのか。

小さなチャンスでも1つずつ手に入れていかなければいけない。上を目指して。

 

しかし、背の高さも、体の大きさも足の速さも違う上の学年のチーム。大丈夫か?

なによりも嬉しいのは、次男のプレイをちゃんと見ててくれた事。練習参加だけだと思われてなかったって事。

ここは次男に頑張ってもらうしかないな!

将来いつでもチーム登録が出来るように。

そして試合に出れるように。

少しずつ前に進んで行こう!

 

頑張れ!次男。

f:id:kayokana:20190508015955j:plain