夏休み前の天国と地獄【スペインの次男の学校編】
こんにちわ〜
kayokana です。
昨日で次男の中学1年生の3学期が終わり、今日から夏休み開始です。この1年間も色々と悩まされることが多々ありました。
しかし、kayokana、3年も同じ季節を過ごしていると何となく学校のシステムが見えてきました。まだまだですが...
この時期、次男の学校は天国と地獄に分かれます。その理由とは...
夏休み前の天国と地獄
テストの点数
9月10日から始まり6月20日に終わる。
テストは10月から5月末までで、10点評価中、5点未満の科目は再テスト。点数が取れなかった生徒の為にどの教科も一度再テストがあり、それに合格するとOK。
天国組
3学期のテスト全て合格した生徒は、6月中は映画鑑賞、プール三昧、遊び放題。映画は、ロマンティックな恋愛ものから、ホラー物まで盛りだくさんらしいです。プールは、公園の中にある大きなウォータープールで大人も楽しめるプールです。午前中のみ学校が貸切、生徒のプライベートプールになります。お菓子やサッカーボール、ビーチボールを持って行ったりと毎日、バカンスです。
地獄組
3学期のテストに不合格の生徒は、授業を受け、テストを受けなければいけません。この間は、プールも映画も遊びもお預け!
3日間だけ、合格した生徒と合流する事ができ、少しだけバカンスを楽しめます。
6月の学期終了日、成績表配布日。
生徒からすると恐怖の日。
天国組
3学期の成績表は全て(1学期~3学期)の平均成績で、成績表が5以上の生徒は、楽しい夏休みが待っています。6月末~9月初旬までの長~いお休みです。
日本では、親は大変ですが、スペインでは親も長いお休みが取れるためあまり苦にならないらしいですね。
地獄組
成績表5未満の場合、再度テストを受けなければいけません。自宅ではどうしても勉強してくれないだろう生徒は特別授業を1週間、午前中のみ受ける事が出来るのですが、1教科20€〜4教科60€の授業料を支払わなければいけません。
そして、7月に再度テストを受け、合格すれば進級!不合格であれば落第。
毎年、1人、2人は落第生がいるのが普通です。
落第は同じ学年を2回まで受ける事が出来るので、2回目の生徒は成績が悪くても、来年は進級できる事になります。しかし、生活態度が悪かったりすると、学校から追放されます。学校を変わらなければいけないのです。
夏休みの宿題
小6から中1に上がる時は、ムチャクチャ宿題が多く、基本の宿題と生徒の苦手な教科をプラスされます。
天国組
成績表が5以上の生徒は宿題なし!なのです。
親としては、多少の宿題があったほうが少し安心なのですが、自ら参考書や問題集を買いに行く生徒、子供はいません。それにスペインでは塾というものがそれ程ないので、夏休みは本当にバカンスですね。
地獄組
成績表5点未満の生徒はテストを受けて合格しても宿題ありますが、量は少ないです。宿題といっても、薄い問題集や読書らしいです。
まとめ
成績評価5が左右されるんですね〜!
子供達も親も大変!と思うのですが、スペインでは幼稚園から落第制度はあるので、子供達も親も慣れてようです。
小学校で落第はよく聞きますけど、幼稚園から落第ってどうなんでしょうね?
日本じゃ〜『落第!』となれば、家庭内大騒ぎなのですが。
ちなみに、次男は、11教科すべて5点以上(5点2教科)でセーフでした。進級決定!