遠くの親戚よりも近くの他人はホント?母は日々成長する。【遠距離家族生活】
こんにちわ〜
kayokana です。
『kayokana 、旦那さんと離れて生活して寂しくないの?』
って、スペイン人の友達や、語学学校の授業でよく質問されます。
話が長くなりそうなので、いつも、
『すごくさみしい!娘にも会いたいし!』
って言っておきます。
ホントは...
『全然、寂しくないし!』
実は私たち家族は、スペインに来る前から『遠距離家族』だったんです。
スペインに来て3年、その前はパパさん単身赴任で3年、計6年間。
3人の子供と母だけの生活は、正直大変でした。
子供はみんな小学生。私は仕事持ち。
子供の学校、PTA、サッカーに習い事。
私の仕事、家事に、大型犬のペットの世話。
その上、自治会。
全て1人でこなしてきました。
『う〜ん?これほっといたら死んじゃう?』
『大丈夫!死んだりしないから!』
生きるか死ぬかを考えて、優先順位をつけてこなしてきました。(これホント!)
死ぬかもと思う事
子供のサッカーや習い事の送迎→誘拐(行きは兄弟で行く。帰りは迎えに行く。)
3食のご飯→餓死
ワンチャンのご飯と散歩→ストレス死
死なないと思う事
学校関係→家庭訪問は学校訪問に変更。
懇談は3人とも同じ日の一番最後。
洗濯物畳み→乾いた物から使うと畳まなくてよい。
部屋が汚い→子供の物ばかりだから子供の仕事。1人1つの籠を渡し、その中へ片付け。
お風呂とトイレ掃除→みんなでじゃんけん。
ワンチャンのお散歩→みんなでレッツゴー!
そして、感謝しなければいけない人は大勢います。
母1人で子供3人での生活は、友達家族、病院の先生、スーパーのおばちゃん、私のまわりの人が助けてくれました。
遠くの親戚よりも近くの他人ですね。
忙しすぎて、さみしさも感じない。さみしいと思う暇があるのなら、その時間を睡眠時間にまわしたい。いや、たぶん寝ていた。
『遠距離家族』のお母さん!お疲れ様です。
子供が小さい時だけですよ!大変なのは。必ず子供は大きくなります。頑張って!
そして スペインでも、『遠距離家族』
電車に乗っていようと、授業中だろうと、お買い物中だろうと、バルで友達とランチ中だろうと、お構い無しに携帯が鳴る...
それも、ビデオ通話で...出るまで何度も...
決してあきらめないパパさんと娘。
日本に住んでいた時と同じ頻度で携帯が鳴る。
旦那から...
『病院の診察券ってどこ?』
『△△(娘の名前)に、ナス買っといてって言ってくれへん?』
娘から...
『ママ、習い事休むからメールしといてくれへん?』
『友達とユニバ行きたいんやけど、ママからパパに言ってくれない?』
お二人さん...ここスペインですから!私、スペインにいますから...わかってますか〜。
これ、伝達事項。父と娘で解決するべき事。出来る事。
日本からスペイン経由で日本に伝達。
旦那、娘から私経由で旦那、娘に伝達。
あなた達の間に、私必要?
一つ屋根の下であなた達の住んでるんでしょ?
まさか、父と娘の『家族内別居生活』?
しかし、すごい世の中になったもんです。
ネット環境さえあれば、無料通話、タダですよ。タダ!
それもいつでもどこでもすぐに電話ができるんですよ!
そりゃ〜全くさみしくないでしょ〜。
それに、伝達事項は確実に回ってますから!
どうですか?
『遠距離家族』という家族の生活。
携帯電話がない40年前ではさみしいかもしれませんね。
しかし、この生活を6年間続けて思った事は、
干渉しなくなった分、パパさんとケンカしなくなる。
良いコミュニケーションが取れる。
久しぶりに会うと新鮮!優しくなれる。
自分の時間が持てるようになる。
苦手な事も、1人でできるようになる。
遠くに離れる事で、相手の大切さがわかる。
すぐに人に頼るのではなく、一度ゆっくり考え、物事を冷静に対処する力がつく。
そして、緊急事態の時はやはり他人ではなく家族の力が必要と実感しました。
どんな時も、見捨てない、裏切らないのが家族ですね。
夏に日本に一時帰国するのが楽しみです。
パパさんと娘に会うの2年ぶりです!